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技術紹介(2023)

大阪公立大学/工学研究科/プラズマ工学

技術概要Heを用いた大気圧プラズマジェット(APPJ)はプラズマ弾丸の伝播で形成される.その用途は多岐にわたるが,誘電体管ノズルからの弾丸発射方式しかない,という制限があった.本技術によれば,誘電体の表面からの発射が可能である.これにより,従来のAPPJでは困難な任意形状の連続多孔質誘電体内部のプラズマ処理が可能となった.またシート状弾丸伝播により,これまになかった大容量のAPP生成の可能性がある.
論文等[1] 特許第7335595号
[2] 「大気圧プラズマ弾丸の伝播による微細多孔体内部の親水化」, 化学工業, Vol. 73, pp. 49-55 (2021).
[3] 「5.1 連続多孔質誘電体内部の親水化」, プラズマ材料表面処理技術の最新動向 (電気学会技術報告第1546号), (電気学会,東京, 2023) pp.52-55.
[4] JST新技術説明会資料 PDF https://shingi.jst.go.jp/pdf/2020/2020_3kansai_7.pdf
[5] JST新技術説明会資料 YouTube動画 https://www.youtube.com/watch?v=5Q3V6aU-Lfw
リンクYoutube動画

関西大学/環境都市工学部/ネットワーク工学研究室

技術概要群知能を用いた複数自律移動体による未知事象探索複合体
本技術はロボットやUAVなどの複数の自律移動体とこれらの無線通信を用いて群形成して不明環境における数,位置,発生範囲が未知である事象を探索・捕捉する技術である.本技術は,未知事象検知機能,無線通信機能,群知能を有する自律移動体が未知事象検知情報を無線通信より近傍自律移動体と共有して群形成し,相互の検知状況に応じて群を分離または合流して,有限時間内により多くの事象を探索・捕捉する.
論文等特許登録:第7008909号,無線システム,滝沢泰久,北之馬貴正 (2022.1)
論文
[1]Search for Unknown Events in Blind Zone using Multiple Autonomous Mobile Systems with Mobile Sensing Cluster, S.Izuhara, S.Nishigami, N.Fujiuama, E.Nii, H.Yomo and Y.Takizawa, 2023 IEEE 20th Annual Consumer Communications & Networking Conference (IEEE CCNC 2023), pp. 1-4, Las Vegas, USA (2023.1)
[2]Mobile Sensing Cluster with Orbiting Mutant for Indistinguishable Events in Noisy Environment, N.Fujiyama, S.Izuhara, S.Nishigami, E.Nii, H.Yomo and Y.Takizawa, International Conference on Computing, Networking and Communication (ICNC 2023), pp.1—7, Honolulu, USA (2023.2)
[3]Self-Cloning Mobile Sensing Cluster based on Swarm Intelligence with Multiple Autonomous Mobile Systems, S.Nishigami, E.Nii, N.Fujiyama, S.Izuhara, H.Yomo and Y.Takizawa, IEEE Wireless Communications and Networking Conference (IEEE WCNC 2023), pp.1—6, Glasgow, Scotland, UK (2023.3)
リンクネットワーク工学研究室

大阪工業大学/情報科学部/情報メディア学科/空間映像システム研究室

技術概要【ライトフィールド3Dカメラと裸眼3Dディスプレイシステム】
ライトフィールド(光線空間:LF)技術は,新たな3Dセンシングや映像制作が可能であるため,様々な分野で活用が期待されています.従来のLFカメラでは,被写体からの光線を取得する角度範囲が狭く(1~2度程度),得られる3次元情報も少ないのが課題でした.今回展示するLF3Dカメラは,被写体の空中像を形成し,レンズアレイを用いて光線情報を取得します.これにより被写体からの光線を広い角度範囲(30度以上)で取得できるため応用範囲が広がるとともに,裸眼3D映像のリアルタイム撮影や表示も可能となります.
論文等【出願】映像システム、3次元要素映像取得方法及び記録媒体(特願2022-110832)
【論文】Light field capturing method using aerial image and lens array for integral 3D display
    Masanari Kameyama, Masahiro Kawakita ( 共著 )
    IDW'22 (The 29th International Display Workshops) 3Dp1-7L 2022年12月
リンク情報メディア学科 空間映像システム研究室

大阪公立大学/大学院工学研究科/機能デバイス研究室

技術概要交流電流が流れる電線に取り付けるだけでmWクラスの発電が可能なエネルギーハーベスティング(環境発電)技術です。電線の周りに発生する磁界を利用するので、導体自体には触れず絶縁被膜も破りません。そのため、電気工事が不要で後付けが容易、漏電の心配がなく安全性が高い、完全密閉が可能で周囲の環境の影響を受けない等の特徴を有します。電子デバイスの電池レス化を可能にする本技術は、エレクトロニクスの未踏領域を開拓します。
論文等・webサイト:https://sites.google.com/view/magnetic-energy-harvesting/
・論文:“Piezoelectric energy harvesting from AC current-carrying wire”,T. Yoshimura, K. Izumi, Y. Ueno, T. Minami, S. Murakami, N. Fujimura, Japanese Journal of Applied Physics, 58, SLLD10 (2019). DOI 10.7567/1347-4065/ab3e57
・特許番号:第6960117号
リンク磁界振動発電 社会実装プロジェクト

東北大学/オープンイノベーション事業戦略機構

技術概要東北大学が開発した高感度ひずみセンサを振動センサに展開し、超音波振動をターゲットとした高周波振動計測システムを構築した。その結果静的変形でのひずみ検出感度と同程度の高い感度が20kHz~100kHzの範囲で得られた。これにより1ppmの寸法変化がDCから100kHzまで広い周波数範囲で検出できるシステムが実現した。
論文等研究発表
1:高野凌, 石山和志(東北大学), 星貴之(ピクシーダストテクノロジーズ):
 逆磁歪効果型歪センサの高周波振動特性の評価,
 T.Magn.Soc.Jpc.(Special Issues).,6,23-27(2022)
2:高野凌, 石山和志(東北大学), 星貴之(ピクシーダストテクノロジーズ):
 逆磁歪効果型歪センサの高周波振動特性の評価, 
 第45回日本磁気学会学術講演会概要集, 01aC-6, オンライン, 8月31日-9月2日, 2021.
3:高野凌, 枦修一郎, 石山和志,(東北大学),星貴之(ピクシーダストテクノロジーズ株式会社):
 逆磁歪効果を用いた歪センサの高周波振動特性の測定,
 令和 3 年電気学会全国大会講演論文集, 3-154, オンライン, 3 月 9-11 日, 2021.
4:高野凌, 枦修一郎, 石山和志(東北大学), 星貴之 (ピクシーダストテクノロジーズ株式会社):
  逆磁歪効果型歪センサの高周波振動特性装置の構築,
 第 44 回日本磁気学会学術講演会概要集, 14pD-1, オンライン, 12 月 14-17 日, 2020.

特許
 登録7075110 振動センサ,
 特開2022-136945:逆磁歪効果を用いた歪センサの高周波振動特性の測定,
リンクYoutube動画